1/30(火)ちば起業家大交流会-CHIBAビジコン2017ファイナリスト紹介-新保 隆義

◆ファイナリストプロフィール

株式会社ファンタスティック

新保 隆義

1969年8月2日 千葉県佐倉市出身
1993年 大手システム会社 システム開発部にてバーコード管理システム・RFIDに携わる。
システムコンサル営業マネージャー
2007年 大手飲食店系の管理システム開発
2017年    株式会社ファンタスティック 開発部長
専門として、自動認識システム(バーコード・RFID・顔認証等)-JAISA認定技術者を取得しております。(厚生労働省の病院内Wifi等電波基準を決定している組織です。)

◆プラン名
介護施設の安全と開放感を提供し、介護士の負担の軽減を目的とした施設内のIOT化。

◆概要
「介護施設内のIOT化により、空間をカスタマイズする」
健康・介護分野において、独自のセンサーを内蔵したタグ(着衣式)を開発し、認知症患者が、鍵の施錠等で拘束されることなく、開放感があり、快適に過ごせる環境を提供します。
「病院や介護施設内におけるサービス提供」
Wireless Sensor Network 技術を更に発展させ、ZigBee / Bluetooth など、最新の通信技術を包括的に組合せ、施設内に通信網を構築し、介護対象者に取り付ける「センサータグ」により、常に位置情報を確認します。部屋から出ているのか、危険な場所に入っていないか、長時間トイレに入っていないかなどの現状把握ができます。また、一定の地域から離脱したり、危険であると判断した場合は、本部・各スタッフにメールやブザー等でアラートを出します。この「センサータグ」には、さらなる機能として、トイレ内での状況把握・体動検知(ベットから起き上がったか等)・おしめセンサー(排便・排尿時にアラート)が付加されます。

◆考案動機・背景
開発担当の新保が、20代前半の頃、祖父が認知症になり、街中を徘徊し、傷だらけで帰ってきたり、施設に入居させても徘徊してしまい、一時期行方不明になるなど、しっかりした見守りができなかったため、寿命を縮めてしまったのではないかと後悔しました。

大学卒業後、IT会社に入社し、約25年間、様々なシステム開発に携わった中で、自動認識技術(RFID・顔認証等)やセンサー技術を利用し、見守りに利用できないかと思い立ちました。父・母も80歳近くになっており、自分自身が開発した見守りサービスで、一日も長く健康的で快適に過ごして欲しいと熱望しております。

IOTの本質が「つなぐ」ことであり、そして「融合して新たな価値を創る」ことにあります。AIなどの新たな技術も取り入れつつ、現行の通信・電波技術を活用した有効なソリューションを提供したいと考えました。