CHIBAビジコン2025ファイナリスト決定!2026年1月19日千葉県知事賞が決まる

本年度で11回目を迎える、CHIBAビジコン。千葉県の活性化や課題解決につながるビジネスプランを広く募集し、2次審査を突破したファイナリスト5組が2026年1月19日幕張メッセの舞台で最終プレゼンテーションを行います。
審査員と来場者の投票により千葉県知事賞(ちば起業家大賞、優秀賞)が決定します。

プレゼンは2026年1月19日(月)ちば起業家大交流会内で!

 

 

株式会社くるくるやっほー
坂尾 英彦

①ビジネスプラン名 農業革命 !!一つも捨てない農業で千葉から世界へ!
②事業概要 千葉県は全国2位のとうもろこし産地ですが、気候変動で規格外品が増加しています。私達は「一つも捨てない農業」を掲げ、規格外品を蒸留酒へと価値化し特産品化を目指します。製造過程に消費者が体験で関わり、生産者と消費者が一体となって特産品を作り上げる仕組みの実現を目指します。
③この事業で目指すこと

私たちは「農業革命!一つも捨てない農業」を合言葉に、千葉県で増える規格外とうもろこしを蒸留酒として再評価し、県の誇る特産品へ育てることを目指します。ポイントは、生産者だけでなく消費者も“当事者”として関われる設計です。年間を通じて収穫・加工・仕込みを参加者が担い、自ら仕込んだお酒を2〜3年後の節目に封明けする長期プログラムを提供します。これにより、特産品化の推進に加え、参加者は栽培から加工までの一貫工程を体験でき、収穫ピーク期の人手不足という現場課題の補完にもつながります。まずは当社から実装を開始し、県内の生産者へ横展開。規格外の再評価と価値付けを通じて「メイド・イン・千葉」の蒸留酒を世界へ届け、“生産した分はすべて売り切る”循環を県内に根付かせます。

 

 

株式会社プライムセンス
高木 淳

 

①ビジネスプラン名 新しいスイミングスクールの姿。カメラを使わずプールの安全を常時監視する「Meel」
②事業概要 カメラや画像を一切使わずプールの溺水事故を即時検知する日本初の電子安全監視システム「Meel」。産学連携により開発されたセンシング技術で子供たちを水難事故から守ります。
③この事業で目指すこと 監視員が配置され、万全な安全対策が講じられているはずのスイミングスクールで、なぜ重大事故が発生してしまうのか―。その背景には、施設運営の人員不足や人的監視の死角、そして「発見の難しさ」という課題があり、既に「人的監視の限界」と言われています。現在、自動車には衝突回避システム、スポーツの世界では電子判定など「人+電子による検知、判断、判定」技術が凄い勢いで進化しています。私たちが開発したMeelはRFIDタグ(小型無線センサー)を用いて人体の水没状態を検知する日本初の常時監視システム。これまでの人による監視に加えセンサーによる監視によってスイミングスクールの高度安全管理を可能にします。プールの場合、対水着という特性からプライバシーの配慮が必要ですが、Meelはセンサー式なので顔や身体を一切撮影することなく監視が可能。導入の心理的ハードルも低く、何よりも検知スピードが速い事が特徴です。「安全は競争ではなく協力で作るもの」私達一つの企業だけでなく業界や連盟、教育委員会などの連携によって、電子安全監視が「当たり前のインフラ」となる世の中を目指しています。

株式会社IGNITION
佐藤 吏

①ビジネスプラン名 廃校から生まれる新たな働くカタチ:障がい者の工賃を3倍にする持続的な福祉支援モデル
②事業概要 千葉県の廃校を再生し、高付加価値作物である高麗人参をアクアポニックスで栽培。その収益で、障がい者の全国平均工賃1.7万円を3倍(4.5万円)に引き上げる、持続的な福祉支援モデルを構築しております。
③この事業で目指すこと この事業の原点には、代表・佐藤が死亡率20%の重病から生還した際に抱いた「生かされた命を社会のために使う」という強い決意があります。私たちは、障がい者の月額工賃が全国平均1.7万円に留まる低工賃問題と、人口減少で使われなくなった廃校問題を同時に解決することを目指しています。高麗人参などの高付加価値作物を生産・加工し、その収益を就労継続支援B型事業所「わくぽに」の工賃へ還元することで、全国平均の約3倍となる月額4.5万円を実現しています。従来の下請け型ではなく、「一次生産×福祉×健康事業」を組み合わせた持続的なモデルです。創業メンバーはレスリング日本一を合計34回経験した元トップアスリート集団で、逆境を乗り越えてきた経験や、目標達成への執着力を事業運営にも活かし、利用者を「支援の対象」ではなく「共に価値を創る仲間」として歩んでいきます。千葉県でこのモデルを確立し、全国へ展開することで、日本の社会課題解決に貢献する新たなロールモデルをつくります。

Vimas.CN株式会社
服部 由香利

①ビジネスプラン名 持続可能な地域医療を!特定認定看護師による革新的コンサル事業
②事業概要 本事業は、日本看護協会認定の特定認定看護師が、臨床現場に合わせた人材育成と科学的根拠に基づいた看護教育を提供し、医療施設が抱えている問題解決に取り組む、看護ケアの教育コンサルティング事業です。
③この事業で目指すこと QOD(Quality of Death:死の質)
あなたや家族の最期…どのような姿で迎えたいですか?
高齢者の終末期は自分で動くことができなくなるため身体に褥瘡ができ、そのうち4.7%の方は褥瘡が原因で14日以内に死亡しているというデータがあります。医療施設は厚生労働省により褥瘡対策が義務付けられていますが、対策ができない医療施設が少なくありません。
そこで、褥瘡対策を専門とする皮膚・排泄ケアの特定認定看護師が医療者向けにOJTとOff-JTを取り入れ、臨床現場に合った専門性の高い知識やスキルを教育します。これにより、その看護分野に特化した実力がつき、優秀な人材が長期的に活躍できる環境を構築し、医療施設の課題解決に貢献します。市民が安心して最善の看護ケアを受けられる社会、つまりQODの向上を通して地域医療の持続可能性を高めることを目指します。

国立大学法人千葉大学
学術研究・イノベーション推進機構
スタートアップ・ラボ 客員起業家

①ビジネスプラン名 「血糖値が気になる方へお米のおいしさそのままに」
新しい価値づくりプラットフォーム:Smart GlycoRice
②事業概要 私たちは、千葉大学の研究シーズを活用し、いつものおいしいお米に「血糖値スパイクを抑える機能」を付与する技術を社会実装する、大学発フードテックスタートアップの創出を目指しています。
③この事業で目指すこと 日本人の主食である「お米」を、おいしさそのままに健康価値を高めることで、血糖値を気にする誰もが“我慢せずに食事を楽しめる未来”をつくりたい。これが Smart GlycoRice の原点です。
本事業は、千葉大学の研究シーズ「生活習慣病ゼロ次予防に資する糖質消化性調節米に関する研究」を基に、収穫後の米に血糖値スパイクを抑える機能を付与する特許出願中の技術を社会実装します。処理装置とIoT認証サービスを組み合わせることで、米生産者には新品種導入を伴わない高付加価値化を、消費者には安心して選べる健康な主食の新しい選択肢を提供します。
私たちの挑戦は、農業の競争力強化と地域ブランド米の価値向上を実現しながら、生活習慣病対策と地域経済活性化を同時に推進する、千葉発のアグリフードビジネスです。新しい価値づくりプラットフォームである「Smart GlycoRice」をコアに大学発スタートアップ創出を目指し、地域の生産者、産業界、行政、そして暮らしを支える人々とともに、「食と健康の未来」を共創していきます。千葉から、そして日本から、農業の未来を切り拓く仲間とともに歩んでいきます。