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10月4日 超域クラウド交流会2015
開催レポートインタビュー

ちば起業家大賞

株式会社ニッポン食堂
宇賀 俊之

interview 23

農業を基軸とし、障がい者・高齢者等の生活弱者と築く、生産から加工販売までの農福商工連携の新事業

ビジネスプラン概要

千葉ニュータウンの規模縮小で残った里山と、耕作放棄地や休耕地を利用したグリーンツーリズムから本格的農業まで、障がい者と共に働けるシステムを作り上げます。高齢者の経験と知恵を活かし、障がい者の自立支援をしながら、野菜の栽培から農産物の加工品作り、そしてその使用から販売まで一貫した事業を展開します。
また、千葉県内で、野菜栽培に専念したい、もしくは生産量が少なく市場出荷をあきらめた農家さんと提携して、代わりに選別出荷作業を請け負います。
知的や精神の障がい度合いによって、各々得意な作業が異なるため、一人ひとりの適性を確認し合ってその力を引き出し、障がい者との作業システムを確立して、農福商工連携を実施して行きます。

受賞後インタビュー

①受賞した今の気持ちを教えてください。
お陰様で私達の行っている仕事やビジョンが、大勢の皆様にも賛同を得られるものであったことが素直に嬉しいです。
また、農福商工連携の取組みに対し若干の孤独感や不安が有りましたが、安堵感と大きなやる気に変わったことが一番の喜びです。
②今回のビジコンに応募したきっかけを教えてください。
自分のビジョンを明確にし、より具体的なものにしてみようと応募しました。
③超域クラウド交流会では、何か良い出会いがありましたか?
ファイナリストの皆さんと交流ができたことです。皆さんの仕事に対するスタンスや実行までの考え方や行動が刺激的で勉強になりました。
また、県の方々とも深いつながりができとても良かったです。
④今後の目標、使命などを教えてください。
私達の提案した農福商工連携の新事業を実際に現実のものとして機能させ、障がいの有無や老若男女、ニート、引きこもり、生活困窮者など、生活弱者と言われる皆さんと大きなビジネスにしていくよう本気で取り組んでまいります。



ちば起業家優秀賞

株式会社リオ
市川 正秀

interview 24

液体燻製技術を活用した、新しい千葉県産加工食品の創造

ビジネスプラン概要

当社の商品は、調味料を燻製し、香りを楽しむ全く新しい発想の液体燻製製品であります。当社が近年特許を取得した「液体を燻製する方法およびその装置」という調味料の燻製技術で、千葉県の地域資源である「しょうゆ」などの液体調味料を燻製し、千葉県産食品の全く新しい燻製調理を開発することで千葉県ならではの特徴ある加工食品を作ります。
●燻製醤油…千葉県山武市にある創業200年以上の老舗「大高醤油」の醤油を桜チップでじっくりと燻製した商品です。●燻製ピクルス…千葉県の酢を燻製し、千葉県の野菜を使ってピクルスを作ります。ごく一般的であるピクルスが、燻製技術によって他に類を見ない商品となります。●燻製マヨネーズ…千葉県産の特徴ある卵と当社技術で燻製した菜種油を使用して「燻製マヨネーズ」として付加価値を付けます。●燻製オイル付けシーフード…オイルサーディンをはじめとした千葉県産の魚介のオイル付けに燻製という付加価値を付けます。

受賞後インタビュー

①受賞した今の気持ちを教えてください。
プレゼンテーションを行うこともたくさんの人の前で話をすることも初めてだったので、非常に緊張しましたが、それだけに大きなスキルを得たように思います。受賞したことも大変嬉しいですし、また何よりも本選までのそのプロセスそのものが大きな意味を持ったように思えます。
②今回のビジコンに応募したきっかけを教えてください。
産業振興センター様からの情報で、比較的軽い気持ちで応募しました。もともとワンシート企画書だけの応募の予定だったのですが、本選エントリーはダメ元で提出しました。決して簡単ではなかったですが、「やる前に諦める」という選択をしなくて良かったと思います。
③超域クラウド交流会では、何か良い出会いがありましたか?
非常に良い出会いがありました。特にファイナリストの皆さんとは今後も末永くお友達になれそうです。皆さんのビジネスをつなぎ合わせて何か出来たら嬉しいですね。
④今後の目標、使命などを教えてください。
プレゼンテーションで紹介した商品群が夢物語でないこととするために、全て現実のものにしたいです。また今後この事業が更に素晴らしいものになるよう、ファイナリスト全員がその業界で、ある一定レベル以上の成功を収めることこそが使命であると思います。



ちば起業家優秀賞

ODS株式会社
大屋 和彦・小川 陽子

interview 25

お年寄りを幸せに!
医・食・住を整備する事が解決につながります

ビジネスプラン概要

すべての高齢者が幸せな老後を送るため医・食・住の3つの骨子から成る新たな介護事業プランを提案します。高齢者人口は2030年まで増加し続け、一人暮らしで孤立するお年寄りの社会問題化や、年金減額の可能性、非正規雇用者は増加など、それらをとりまく現状はいっそう厳しいものが予想されます。そこで私たちは、生活保護受給者相当の収入でも利用可能な居住空間を、デイサービスに隣接設置する介護事業として『建築システム』=『コンテナサイズの居住ユニット』を登場させました。建築用に開発したローコストで高い居住クオリティーを持つ重量鉄骨造のジャンルに入る住居として、従来のコンテナ改造住宅ではクリアできない日本の厳しい建築基準法にも対応し、用途に応じて増築、減築も出来る移設可能で安心安全な建築物です。これらの組み合わせの事業を推進することで「低所得独居老人」の健康を増進させ幸せな老後を創造する取り組みです。

受賞後インタビュー

①受賞した今の気持ちを教えてください。
私どもが考えるビジネスモデルが、社会的意味を持って受け入れていただけたことを嬉しく思います。皆様のお気持ちをチカラに変えて実現してまいりたいと思います。
②今回のビジコンに応募したきっかけを教えてください。
私どもの事業の社会性を確かめたかったのかもしれません。
③超域クラウド交流会では、何か良い出会いがありましたか?
夢を実現させようと同様に頑張っていらっしゃる方との出会い、また、それを行政の立場や民間の立場でもアクセレートしようとされている方々に多く出会うことができ、勇気をいただけました。
④今後の目標、使命などを教えてください。
医師の使命、建築家の使命、という原点を忘れず社会的な事業を、きちんとビジネス的に成り立たせる事」が続けられる重要な要素であり、それを広めていく事が基本だと思っております。特に置いていかれがちな弱者に対する、自分たちの専門範囲での方法論を明確に確立していきたいと考えています。