10月4日 超域クラウド交流会2015 開催レポートvol.3

全体総括

地域を超えた大型交流会が開催
幕張メッセに集結した起業家たち

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千葉県内での起業を支援し、人脈づくりや情報発信の場として今年発足した「ちば起業家応援事業」。“千葉を起業で元気に”を合言葉に金谷、柏の葉、佐倉、山武、船橋で開催されてきた地域クラウド交流会の集大成である「超域クラウド交流会2015」が10月4日(日曜)、幕張メッセ国際会議場で行われた。本イベントのテーマ「つながる。広がる。うまれる。」とは、人と人の出会いを創出し新たな価値を創造することを表している。会場には行政や民間あわせ40を超えるマッチングブースや体験型ブースのほか、託児スペースなども出展され、午後12時の開場とともに経営者や起業家など多くの来場者が詰めかけた。

多彩なジャンルから出店された
マッチング&相談ブース

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会場には「社会保障労務士法人ハーモニー」「トーク税理士法人」「千葉県中小企業診断士協会」といった起業、経営、財務のエキスパートが揃った相談ブース。企業同士のアライアンスなどを目的としたマッチングブースには、「千葉テレビ」「bayfm」といったメディア各社や、経営者が中心となって活動する異業種交流団体「ドリームシップ千葉」など、多彩なジャンルの企業・団体が集結。新たなビジネスの可能性を求め、多くの参加者が活発に意見交換を行っていた。

5組の熱きプレゼンバトル
そして、ちば起業家大賞が決定!!

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イベント前半のスペシャル企画は「ビジネスプランコンペティション」と授賞式。千葉県のインバウンド促進や地産食材・グルメの発信、出産育児の支援など5つの課題を解決するために選ばれた、チャレンジ精神あふれる起業家たちによる最終プレゼンテーションでは、100通を超える応募のなかから選出された5組のファイナリストたちが、スライドに映し出された映像を交えてビジネスプランを紹介。
プレゼンの終了後、スマートフォンを使った一般投票と審査員による厳正な審査を経て、ついに「第1回 ちば起業家大賞」が決定。選ばれたのは「株式会社ニッポン食堂」の宇賀俊之さんだ。宇賀さんは千葉ニュータウンにある自身の農場で障がい者や高齢者を雇用し、農作物の生産から加工、販売までをワンストップで行う。独創的かつ成長性や収益性が見込め、千葉県の発展に大きく貢献できるプランとして大賞に選ばれた。

千葉県を代表する10人の起業家が
実体験をもとに経営者の在り方を語った

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起業家大賞に続いて開催された「リアル起業家スピーチ」では、本プロジェクトで起業ロールモデルとして選ばれた10人の経営者たちが集結。自身の志やこれまでの事例を紹介し、今後のビジョンや理想の経営者像などについて語った。医療、教育、建築、食といったさまざまな分野でその優れた手腕を発揮する10人の熱い体験談は、千葉で起業することの醍醐味を直に感じられる内容だった。

ラジオ体操でリフレッシュして
ラストは超交流会を開催!

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いよいよイベントも大詰めとなった16時半頃、来場者全員によるラジオ体操の号令がかかる。長丁場に渡って行われてきたイベントのラストに向け、ここで気持ちを新たにリフレッシュするのが目的だ。
そして締めくくりは来場者全員が参加する「超交流会」。場内のいたるところで名刺交換が始まり、新たな人脈の創造を求める経営者たちが意見交換を交わす。なかでも、リアル起業家として参加した10名の前には一際長い行列ができていた。

こうして半日間に渡り開催された「超域クラウド交流会2015」。ビジネスプランを発表した5組やリアル起業家10人をはじめ、会場には多くの起業家・経営者が集まり来場者数は約2000人を記録した。会場で生まれたひとつひとつの出会いが、今後の千葉県の発展に大きく貢献することだろう。