千葉県内のニーズに対応した新たな発想・手法による千葉発の起業を応援するためのビジネスプラン・コンペティション。
千葉県の課題解決につながるビジネスプランの中から、二次審査を突破したファイナリスト5組が2023年1月19日開催の「ちば起業家大交流会in幕張メッセ」のステージでファイナルプレゼンテーションを行います。
審査員と来場者の投票により千葉県知事賞(ちば起業家大賞、優秀賞)が決定します。
「ちば起業家大交流会in幕張メッセ」事前登録はこちら
※参加費無料、入場には登録が必要です(事前登録または、当日会場にて登録)。
プレゼンター1
こもの工房KARIKOMI
苅込 太郎
■ビジネスプラン名■
誰も対応していないキョンの問題を解決する
■事業概要■
①農業被害がある地区でキョン、猪、鹿等を捕獲しジビエ肉や皮の利活用をする。
②ベテラン猟師から技術を受け継ぎ、地域に根差した次世代の担い手を育成する。
③小学生を中心に、獣害やジビエの事を伝え、これからの自然との関わりを模索してもらう。
■この事業で目指すこと■
①千葉県で5万頭にも増えたキョンをこれ以上増加させないようにする。
ダニやヒルの拡散、食害を増やさない!千葉県北部との協力を行う!
②房総ジビエの普及を増加し認知度を高め、千葉県内の観光業や飲食業の発展に寄与する。
弓道の「かけ」をはじめとして千葉ならではの皮の活用を行う!
③次世代の担い手を育成し捕獲とジビエ肉の生産はもちろん、地域での被害対策勉強会やお客様向けのイベントを開催する。行政の手が回らない部分をサポートし、行政負担を軽減する!
④線路や道路での獣との接触事故の原因を追求し、防護策を講じる。観光客の安全を確保する!
プレゼンター2
協同組合 山武杉活用センター(仮称)
萩原 康宏
■ビジネスプラン名■
「山武杉×EC」による里山再生=SDGs!
■事業概要■
現在の千葉の山は荒れ果てて、収穫期を迎えた木がたくさん放置されています。「これはもったいない!」現地製材という新しい手法により放置林からお金を生み出し、環境、ゴミ、雇用といった問題に取り組みます。
■この事業で目指すこと■
日本は資源の乏しい国と言われていますが、森林率は先進国中2位の森林大国です。しかし、それが有効に活用されていないのが戦後日本。これまでは経済合理性一辺倒、手間の掛かる国産材を使うぐらいなら熱帯雨林を切り崩し、船で何千キロも運んで来た木材の方が「安い」=「良い」とされていました。ところが最近の風潮はこれまでと大きく変わりつつあります。環境に良いことに価値を見出すようになったからです。日本の森林の大部分を占める人工林は植林→間伐→皆伐のサイクルを60年周期で繰り返す過程で二酸化炭素を吸収し、保水力を高め、多様な生態系を育みますが、林業が壊滅的な千葉県では森林サイクルが止まっています。つまり、千葉の森林は呼吸が止まっている瀕死状態なのです。
大消費地である東京の隣で道路網も発達、労働力も豊富であり、日本一平らな県。肝心の原材料も収穫期を迎えた木がたくさん眠っています。本事業は千葉県の特性にマッチした現地製材という手法により「都市型林業」というビジネスモデルを作り上げ、関わる人達すべてを幸せにしていきます。
プレゼンター3
Health Connect 株式会社
藤澤 美香
■ビジネスプラン名■
性で悩む全ての人へ 匿名で相談ができる性感染症に特化した日本初のアプリ「Say」
■事業概要■
性感染症をはじめとする性に関する悩みを解決するためのプラットフォームを作成しています。
現在は医療では解決できない悩み、家族や友人には言えない悩みを匿名で相談できるサービスをメインのアプリケーション開発をしております。
■この事業で目指すこと■
代表自身が、性器ヘルペスという性感染症保有者になったことが、この事業を始めたきっかけです。
性感染症をはじめ、包茎やED 、生理不順、不妊などになった方は、病気・治療の悩みの他にも「パートナーにどうやって伝えよう。」「自分だけ何で・・・」「もう恋愛できないのではないか。」など、医療では解決できない悩みを誰にも相談できずに一人で悩んでいる方が非常に多いです。
そもそも、病院に行く時も誰かに見られていたらどうしよう・・・、病院に行きづらい、そんな声もありました。
現在、若者の梅毒は急激に増加しており、性感染症は社会問題にもなっています。
私たちはこのサービスを通して、匿名で性に関する実体験・悩みを投稿することで、お互いに共有し、支え合える場を提供し、一人で悩んでいる人を救います。また、現在、病院にも行けず、自己判断で経過観察をしたり、薬剤の個人輸入をしている人も多くいることも社会課題です。私たちはオンライン診療などのサービスを紹介し、正しい医療が自宅で気軽に受けられるようなサービスも提供します。
このプラットフォームで性に関する悩みが全て解決できる世界を作ります。
プレゼンター4
株式会社のうえんプランニング
内山 真琴
■ビジネスプラン名■
みんな一緒に♪インクルーシブファーム“FUN FUN FARM”事業の展開
■事業概要■
民間で全国初となるインクルーシブ施設と農業体験、宿泊施設を組み合わせたインクルーシファーム“FUN FUN FARM”を事業化し、障がいの有無に関わらず家族も一緒に楽しめる場所をつくります。
■この事業で目指すこと■
インクルーシブとは、障がいの有無や性別、年齢に関わらず「みんな一緒に」という「多様性・包括的」を表します。インクルーシブ施設としては、東京都世田谷区の砧公園をはじめ千葉県内にも行政主導でインクルーシブ遊具のある公園が増えてきましたが、私自身、障がいのある子をもつ親として、インクルーシブ遊具をおいた遊び場の提供だけでは解決できない課題を感じてきました。その課題を解決するために“FUN FUN FARM”では安全性と機能性、快適性を担保しつつ、遊ぶ楽しさ、農業体験の学びの機会、介助ストレス軽減の場、同じ悩みを抱える親に向けたサロンなど様々なサービスを提供します!
“FUN FUN FARM”のビジネスモデルは施設利用料のほかに「のうえんカフェ」の飲食ノウハウを活かした飲食収入、収穫体験やお土産販売、併設するグランピング施設の宿泊料などを組み合わせ、インクルーシブ・コミュニティを形成しながら持続的な成長を目指します。
プレゼンター5
アトピヨ合同会社
赤穂 亮太郎
■ビジネスプラン名■
⽇本最⼤のアトピー患者向け画像SNS アプリ「アトピヨ」
■事業概要■
アトピヨは、アトピーを発症し悩んでいる方々の早期回復のサポートになることを目指し、文字だけでなく「画像」を投稿することで、アトピー特有の皮膚症状を匿名で記録・共有できる千葉発・日本初のアプリです。
■この事業で目指すこと■
「アトピーはみんなで治す時代へ」
アトピーは、24時間痒みが続き、見た目にも症状が出ることから精神負担が非常に大きい慢性疾患で、多くの方は1人で悩んでいます。そこで、元アトピーである私は、幼少期からアレルギー疾患に悩まされた経験から、プログラミングを勉強し、4年前にアプリを自ら開発・リリースしました。
そして、現在20,000ダウンロード・50,000投稿を超える日本最大級のアトピーアプリ・コミュニティ・ビックデータに成長し、昨年より製薬会社と患者支援を開始し、今年から医療機関とビックデータ解析を開始しました。
アプリを通じて、アトピー症状管理に役立てること、患者同士が励まし合うこと、そして、製薬会社・医療機関と連携して、アトピー分野の調査・研究・製品開発・疾患啓発に役立て、アトピー患者に還元することを目指しています。